ランドクルーザー*1シリーズ*2のグローバル累計販売台数が、本年8月末までに1,001.5万台(トヨタ調べ)となり、1,000万台を越えました。
これは1951年8月1日トヨタジープBJ型の発売以降、68年間で達成したもので、ランドクルーザーはトヨタで最も長い歴史を持つロングセラーカー*3でもあります。
ランドクルーザーは、初代発売から4年後の1955年11月に投入した20系で本格的な輸出を開始。以降もランドクルーザーの開発思想である「信頼性、耐久性、悪路走破性」を犠牲にせずお客様のニーズに応えるクルマづくりを一貫して続けることにより、世界のお客様から多くの支持を受け、当初年間100台にも満たなかった輸出台数は、10年後の1965年には10,000台を越えるようになりました。現在では、約170の国と地域で販売しており、年間グローバル販売台数は約40万台にのぼります。
ランドクルーザーはグローバルでトヨタブランドの信頼性を高めることに大きく貢献し、トヨタの輸出拡大の足掛かりとなりました。またその信頼性、耐久性の高さから製造から50年以上経ったランドクルーザー40系が、未だに現役で活躍している地域も存在します。
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- トヨタジープBJ型
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- 50年以上経っても現役の40系(UAEの漁村)
ランドクルーザーの歴史はトヨタQDR(Quality : 品質、Durability : 耐久性、Reliability : 信頼性)の象徴であると同時に、「世のため、人のため」というトヨタのクルマづくりの原点でもあります。仕事、生活を営むための心強い相棒として、「人の命や物を運び、移動の夢を叶える」クルマ、「行きたいときに、行きたいところに行って、必ず帰って来られる」クルマ、それがランドクルーザーです。
アフリカのブルンジでは、マラリアに罹った子供を病院に移送したり、ウガンダの難民キャンプでは診療所に患者を運んだり、人道支援の面でも活躍をしています。
オーストラリアでは、亜鉛、銅鉱山の地下1,600メートルの坑内の移動車として、また、兵庫県とほぼ同じ広さを持つ広大な牛放牧牧場で牛の追い込みに使われる車も存在します。
中米コスタリカでは、標高3,500メートルの人が立つのもやっとという急斜面でニンジンの収穫の足として活躍し、「畑まで入っていけるのはランドクルーザーだから」と信頼を寄せていただいている地域もあります。ランドクルーザーがないと生活が成り立たない場所が地球上にはまだまだたくさん存在しています。
各国で活躍するランドクルーザー
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- ブルンジの人道支援
Photo : 国境なき医師団 ©Martina Bacigalupo
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- オーストラリアの鉱山
Photo : GEOSCOPE ©難波 毅
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- コスタリカのニンジン収穫風景
ランドクルーザーは、68年の歴史の中で、お客様が1,000万通りの道を走り、クルマを鍛えた轍の上に存在しています。
今後もランドクルーザー開発では、お客様の期待に応え、期待を超えていくためにも、世界中のあらゆる道で使われることを想定し、最も厳しい基準を自らに課し、唯一無二の存在を目指したクルマづくりを続けてまいります。
*1 | 陸の巡洋艦の意味。1954年に命名 |
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*2 |
ランドクルーザーシリーズは以下の通り。※は現在の販売車種
トヨタブランド
レクサスブランド
LX450・470・570※、GX470・460※
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*3 | 長年販売を続けているクルマ。ご参考 : クラウン1955年発売、カローラ1966年発売 |
グローバル累計販売台数(トヨタ調べ)
1951年のトヨタBJ型ジープ発売以降、2019年までのグローバル累計販売台数は1,001.5万台となり、1,000万台を越えました。
2018年 地域別販売台数
1955年のランドクルーザー20系の発売以降、中南米、中東、東アジアを中心に輸出を拡大していきました。現在、約170の国と地域でランドクルーザーシリーズを展開しており、2018年は約37.9万台を販売しました。
(単位 : 万台)
2018年 生産台数
日本での生産が中心で、海外ではケニアおよびポルトガルではセミノックダウン生産しています。
(単位 : 千台)
以上