トヨタ自動車株式会社、トヨタ不動産株式会社、トヨタアルバルク東京株式会社によるTOKYO A-ARENA PROJECT 合同発表会を開催しました。発表会の模様は動画でご覧いただけます。

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プレゼンテーション

トヨタ自動車 早川副会長

皆さま、こんにちは。トヨタ自動車の早川でございます。

本日は、お忙しい中、お集まりいただき、誠にありがとうございます。

これより、先ほど映像でご覧いただきました、メガウェブ跡地の再開発プロジェクトである「TOKYO A-ARENAプロジェクト」につきまして、プロジェクトへの想いを、トヨタ自動車の私、早川よりその舞台となる新アリーナ施設の概要を、トヨタ不動産の社長の山村より、そして、アリーナに託された想いをどう具現化していくかについてトヨタアルバルク東京 社長の林より、ご説明させていただきます。

トヨタとスポーツの関係

私からは、まず、トヨタとスポーツの関係について少しお話をさせていただきます。トヨタとスポーツの関係はトヨタ創業の年、1937年まで遡ります。創業者の豊田喜一郎が、創業の年に、1937年会社設立年に「陸上部」を創設したのが始まりになります。85年前のことです。日本人には、クルマは作れないと言われていた時代に、「自動車産業をつくる」という大きな「夢」にチャレンジした時、スポーツの力が必要であると、喜一郎は考えたのだと思います。

アルバルク東京の前身であるバスケットボール部も74年前の1948年に新設されました(*発表会では81年前の1941年と話しましたが訂正)。今では、強化運動部7部を含む、33の運動部に所属するアスリート、そして多くのパラアスリート等を含む個人種目のアスリートが職場、地域社会など社内外の多くの方々のご支援を得て活動しています。

可能性を示す「アスリートの力」

そんなトヨタは、これまで様々な困難に直面するたびにスポーツに助けられてきました。そこには常に挑戦し続け、限界を越え可能性を示し、周りの人々を元気づけてくれていたアスリートたちの存在がありました。

豊田社長の想い

このスポーツとトヨタの関係について日ごろからあらゆるスポーツの応援団で、そして、今回のアリーナプロジェクトを誰よりも楽しみにしている、社長の豊田章男は日ごろからこう申しております。社長になってからの13年、赤字転落、大規模リコール問題、東日本大震災など危機の連続でしたが、困難に立ち向かう勇気を与えてくれたのが運動部が与えてくれた勇気でした。

TOYOTAの6文字を背負って戦うアスリートたちの、「最後まであきらめない姿」「フェアプレーに徹する姿」「人知れず努力を重ねる姿」。その全ての姿が、私自身に戦う勇気を与え続けてくれました。

このような豊田の想いも受け、今回の新たなアリーナの計画には私どもの二つの想いを込めました。

ひとつは、「スポーツ、そしてアスリートへの感謝」であります。そしてもう一つは「可能性に挑戦する人をサポートし続けたい」という想いであります。このアリーナで、可能性に挑戦するアスリートの熱気と情熱に触れることができれば、多くの人が勇気づけられ、笑顔になれると信じています。

さらに、モビリティカンパニーとして、モビリティ技術を活用した、「新しい観戦体験」の可能性にも、積極的に挑戦していきたいと考えております。

今回、この新しいアリーナプロジェクトの名称を、「TOKYO A-ARENAプロジェクト」と致しました。

この「A」には、様々な思いを込めております。ここをホームアリーナとするアルバルク東京の「A」、そして、地域のみなさまから愛されて欲しいという想いから、青海の「A」、さらには、人の可能性を広げる場所になって欲しいという想いから、人の持つ力のAbilityの「A」、そして、すべての始まりという想いをこめた、アルファベットの最初の文字としての「A」であります。

メガウェブの笑顔を継承するアリーナへ

このアリーナプロジェクトでは、モビリティに関するイベント、展示体験など、沢山のお客様の笑顔を作ってくれたメガウェブの歴史を受け継ぐとともに、今度は、スポーツでたくさんの方々に笑顔と、幸せを届けてまいりたいと考えております。

多くのパートナーの皆さまと一緒に、まだ見ぬアリーナづくりに挑戦して参ります。私たちの想いに共感頂ける多くの方々に、今後、出会えることを、願っております。それでは、トヨタ不動産 社長の山村にバトンタッチして、プロジェクトの舞台となる、アリーナの全貌をお見せしたいと思います。

トヨタ不動産 山村社長

トヨタ不動産の山村です。トヨタ不動産は、アリーナの開発を担当します。私からは、TOKYO A-ARENAプロジェクトに託された想いを受け「舞台」となる施設のご紹介をいたします。

まずは、建設予定地です。青海地区のパレットタウンの一角です。東京テレポート駅と青海駅が最寄り駅となります。

施設の概要

次に施設概要です。収容人員は、約1万人です。アリーナは3つの施設で構成されております。メインアリーナ、サブアリーナ、アルバルク東京の本拠地となるアルバルク棟です。

東京テレポート駅側から見たアリーナです。デザイン面では、シンプルさと、駅からの視認性の良さに配慮し、街のランドマークとなるよう進めております。

アリーナ外部には、ファミリーパーク、スポーツパークの2か所の屋上空間があります。多様な使い方で、365日、賑わいがアリーナの外でも創出されることを期待しています。

メインエントランスを入ったエリアのイメージです。エントランスからコートまで仕切りがなく、エントランスを入った瞬間に、臨場感を肌で感じることができます。

楕円状に配置される観客席観客席は楕円形状になっています。どの客席からもコートに近く、アリーナ全体として一体感を感じられるように工夫されています。様々なVIP席や、眺望も楽しめるスカイラウンジなど、バラエティに富んだ観客席を用意する予定です。

サステナビリティの面では、LEED認証を取得したいと考えています。LEED認証は国際的な環境認証です。現時点で国内のアリーナの取得事例はありませんが、環境面でも国際レベルを実現していきたいと考えています。

以上のように、トヨタ不動産として様々な可能性に応えられるよう、その器をしっかり作りこんでいきたいと考えています。

トヨタ自動車 早川副会長

山村さん、ありがとうございました。それでは続きまして、この新しい舞台を使って、どのようなアリーナを目指すのか、そして合わせてTOKYO A-ARENAプロジェクトにかける想いを、トヨタアルバルク東京 社長の林よりお話させて頂きます。

アルバルク東京 林社長

トヨタアルバルク東京の林です。本プロジェクトにおいて、アルバルク東京は、アリーナの運営会社としての役割を担います。TOKYO A-ARENAプロジェクトに託された想いをどのように具体化していくのか、私からご紹介いたします。

3つのテーマ

新アリーナの目指す姿として、3つの重点テーマを設けました。1つは、もっと観たくなる、やりたくなる「次世代スポーツエクスペリエンス」への挑戦です。このアリーナは、アルバルク東京のホームアリーナとして、バスケットボールの魅力を、多くのファンのみなさまに届けることに加え、バスケットボール以外のインドアスポーツや、スケートボード、BMXなどのアーバンスポーツ、パラスポーツ等、様々なスポーツの魅力を広めていきたいと思います。

また、観戦の楽しみ方を多彩に広げる企画シートやスペースに、飲食可能な部屋や、ビジネスシーンでも使えるVIPスペース、ラウンジ等、多様な楽しみ方を提供したいと考えております。観戦体験以外にも、スポーツの可能性に挑戦していきます。

バスケットボールスクールやアスリートによる教室をはじめ、子どもたちに様々なスポーツの体験を通して、一人一人の可能性をみつける機会を提供したり、パートナーの皆さまやスポーツテックの方々と一緒に、スポーツの未来の可能性をさらに膨らませていきたいと考えております。

2つめは、もっと便利になる、楽しくなる「未来型モビリティサービス」への挑戦です。

冒頭のご説明にもありました通り、このアリーナでは、トヨタのモビリティ技術や、パートナー技術を活用して、お客様の観戦体験向上に挑戦していきたいと考えております。

例えば、アリーナでの、飲食やグッズの購買体験です。モビリティ技術を活用することで、敷地や、アリーナ内のショップが、来るたびに変わっていたり、並ばなくても、自席から飲食・グッズが購入できるなど、アリーナ内での体験をいままで以上に、快適にすることができる可能性があると考えております。

また、一般的にはストレスのある体験と捉えられることの多い、観戦前後の「移動」も、これまでにないエキサイティングな体験に変えていくために、様々なアイデアを構想しております。

このような、新しいアリーナ観戦体験の実現に向けて、トヨタ自動車のモビリティ技術だけでなく、パートナーの皆さまと一緒に、開発、具現化に挑戦していきたいと考えております。

最後に、もっとつながる、変わり続ける「持続型ライフスタイルデザイン」の提案です。先ほど、ハード要件に関する、LEED認証取得を目指している件は、山村社長からご説明いただきました。

新アリーナでは、「青海」という土地で、文字通り「青い海」に向けて地域の皆さま、また来場者と一緒になって、社会と共生するための持続型のライフスタイルを、一緒に創り上げていきたいと考えております。

例えば、アリーナ内で出たゴミのリサイクル・リユースや、プラゴミの最小化、さらには、地域と連携したフードドライブ活動等のフードロス対策など、パートナーの技術や知恵をお借りしながら、皆様と一体となり推進していきたいと考えております。

このアリーナは新たな青海のランドマークとして、お隣の有明の再開発などとともに、より魅力的なエリアにしていく原動力としての可能性を秘めています。このような魅力ある地域の一員として、スポーツを起点とした発信拠点となれるようにチャレンジして参りたいと思います。

これまで、私たちのこの「TOKYO A-ARENAプロジェクト」にかける想いを伝えさせて頂きました。

トヨタ自動車と、トヨタ不動産、そしてアルバルク東京が三位一体となって進めて参ります。

豊田章男社長とのアイデアの相談の場においてもいつもワクワクしながらスポーツの可能性や未来を一緒に考えています。

しかしながら、我々の目指す姿は、私たちだけでは、成しえない挑戦となります。そこで、プロジェクトのスローガンを「可能性にかけていこう」と規定し、広く、ご協力いただける、パートナーを募集いたします。

今回、具体的に募集させていただきたいパートナーは、ご覧の通りです。

まずは、今回ご紹介したビジョンの実現に向けた、技術や、サービスを保有している企業・団体様。

例えば、スポーツテックのスタートアップや、観戦体験のアップデートを実現するためのIT関連企業、サステナビリティ実現のための環境技術をもった企業様等を想定しております。

2つ目は、我々のビジョンや活動に共感し、スポンサードいただける企業・団体様本アリーナでは、様々なネーミングライツや、アクティベーションを、スポンサー企業のニーズを踏まえながら、一緒に企画していきたいと考えております。

最後に、当アリーナの興行利用に興味関心のある事業者様等です。より多くのお客様にご利用いただけるようなアリーナを目指していきたいと考えております。

スポーツ関係者、アリーナ関係者、ファンのみなさま、アルバルク東京を応援していただいている皆様、そして、青海、ベイエリアに暮らしている方々、この土地で働く人々、全てのステークホルダーと、夢のアリーナの実現、ならびに365日のにぎわいを作っていきたいと考えております。皆さまからのチャレンジ精神旺盛なお声がけをお待ちしております。

ご清聴ありがとうございました。

以上

Sustainable Development Goals

トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。

SDGsへの取り組み
https://global.toyota/jp/sustainability/sdgs/

今回の取り組みを通じて特に貢献可能なSDGsの目標

  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任 つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう

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  • トヨタ自動車株式会社 代表取締役副会長 早川 茂
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