クルマの新価値を提供する知能化

クルマの知能化 - クルマに新しい価値を提供します

先進安全技術やマルチメディアをはじめ、時代の進化に合わせた機能のアップデートを、すべてのクルマに順次広げます。次世代音声認識では、素早い反応や臨機応変な提案により、まるで人と会話しているような感覚を実現するなど、Areneにより、クルマの知能化を加速させていきます。

次世代バッテリーEVでは、車両OSの進化とともに、走る、曲がる、止まる、にこだわった、「乗り味」のカスタマイズも可能にします。加えて、クルマの素性をより磨き上げることで、もっとFun to Driveなクルマをハードとソフトの両面で実現していきます。

  1. Arene OS

  • Arene OSは最先端のソフトウェアプラットフォームであり、以下の3つの柱によって、クルマの知能化を加速し、お客様に新たな価値を提供
  1. TOOLS
    クルマのソフトウェアを効率的に開発/評価するためのツール群
  2. Software Development Kit(SDK)
    最先端のソフトウェアを容易にクルマに搭載するための開発キット
  3. User Interaction(UI)
    人とクルマ、クルマと社会が相互に作用するための仕組み
Arene OS クルマの知能化を加速するソフトウェアプラットフォーム

  1. 次世代音声認識

  • 最新AI技術を活用し、まるでオペレーターと対話しているような、高速・高性能なレスポンスや場面や好みに合わせた提案により、お客様の快適なキャビン体験を実現
  • Arene OSで200以上の車両機能を操作し、クルマの知能化を加速
  • 次期グローバル量産モデルに搭載予定
次世代音声認識

  1. AIサポートによる“かっこいいデザイン”

  • ヒト(デザイナー)とAI(システム)のコラボレーションにより、デザイン発想力を無限に拡張し、同時に意匠開発スピードを抜本的に改善することを目的としたツール
  • AIシステムが、空力等の工学的な制約を考慮した画像を生成することにより、空力性能と意匠性を両立したデザイン作成をサポート

  1. マニュアルBEV

  • BEVのハードとソフトにクルマ屋ならではのアップデートを施すことが可能に
  • 駆動制御やクラッチにより、BEVでもMT車のような車を操る楽しさを提供
マニュアルBEV

  1. 走りをオンデマンドで変更可能な車

  • BEVのソフトをアップデートすることで、乗り味やエンジン音など、オンデマンドで変更可能に
  • 昔乗っていた懐かしの車や、走りを追求したスポーツタイプ、将来乗ってみたい車など、1台のBEVで無限の可能性を追求する
走りをオンデマンドで変更可能な車

  1. ステアバイワイヤ搭載レクサスRZ

  • ドライバーのステアリング操作を電気信号に変えてタイヤをコントロールするシステム。ステアリング操作量を大幅に低減し、新しい運転体験を提供。例えば、従来のように円形のステアリングホイールを大きく回さずとも、車両の取り回しが可能に
  • 機械的な繋がりがなく、ステアリング配置の自由度が増すため、新しいモビリティへの拡張性も備える
ステアバイワイヤ搭載レクサスRZ

社会と繋がり、社会課題解決にも貢献する知能化

サービス・社会の知能化により社会課題の解決に貢献します

クルマがインフラや街と繋がり、新しいサービスを提供します。例えば、リアルタイムの交通情報を活用し、輸送効率を高める物流システムや、最適なエネルギーマネジメントを行うシステムなど、社会実装を進めていきます。

モビリティのテストコースと位置づけたWoven Cityでは、人、クルマ、社会を繋げる様々な実証実験を行っていきます。例えば、物流領域でのコネクティッドサービスを社会実装し、そこで明らかになった課題を再びWoven Cityで改善し、再度社会に実装する。こうしたサイクルを進めることで、社会の知能化も加速させていきます。

モビリティを通じて人々の生活を豊かにするなかで、とりわけ「安全」は最優先のテーマです。長年培ってきた安全の知見と大量のデータを生かし、自動運転技術の開発を進めています。例えば、自動駐車では、あらかじめ記録したルートをトレースするだけでなく、障害物などがあったときのイレギュラーな事態にも対応します。自動運転のe-Paletteの開発も進めています。知能化を進め、「交通事故ゼロ」、「全ての人の移動の自由」、「モビリティの新たな価値提供」を目指していきます

  1. 高効率輸送オペレーション支援システム(E-TOSS)

  • 車両データ、コネクティッド技術を活用し、リアルタイム輸配送のしくみを実現
  • 正確な輸送・配送計画を通じ、①CO2排出量、②作業人員、③物流コストの約15%低減*1に寄与
  • 高効率輸送オペレーション支援システム(E-TOSS)
  • 高効率輸送オペレーション支援システム(E-TOSS)
*1 協力企業物流センターでの実証に基づく、総走行距離の削減結果より試算

  1. 地図自動生成(Geo)

  • トヨタの膨大な車両データを活用して、道路勾配情報の解像度を飛躍的に向上させるとともに、3D地図の更新頻度を6ヶ月から即日へ
  • より快適で安全、かつ燃費/電費効率の良い運転を可能に
地図自動生成(Geo)

  1. 新たな次世代自動駐車機能

  • 登録した駐車パターンをベースに、自動運転技術により、障害物などのイレギュラーな事態にも対応し、「多様な場所」で、「賢い駐車」を提供

  1. e-Palette

  • 多様な用途向けに運転席なし(自動運転)と運転席あり(手動運転も可能)の2タイプを公開。広い車内空間を利用することで様々なサービスを実現可能(今回は移動コンビニ仕様)
  • トヨタ自動車、ウーブン・バイ・トヨタ、デンソーで開発中の自動運転システムを搭載。大量データによる知能化と、長年蓄積してきた安全の知見をもとにした、クルマ屋ならではの自動運転でMobility for Allへの貢献を目指す
  • e-Palette(自動運転システム搭載モデル)
  • e-Palette(移動コンビニ仕様)
BEYOND ZERO

~マイナスからゼロへ、ゼロを超えた新たな価値を~

トヨタは、「地球という美しい故郷(Home Planet)を次世代に引き継ぐ」ために、社会や個人が抱える様々な課題の解決(マイナスをゼロにする)に取り組むだけではなく、ゼロを超えた新たな価値の創出・提供を目指し、「回答のない未来へ弛まぬ挑戦」を続けていきます。

BEYOND ZERO
https://global.toyota/jp/mobility/beyond-zero/
Sustainable Development Goals

トヨタは、革新的で安全かつ高品質なモノづくりやサービスの提供を通じ「幸せを量産する」ことに取り組んでいます。1937年の創業以来80年あまり、「豊田綱領」のもと、お客様、パートナー、従業員、そして地域社会の皆さまの幸せをサポートすることが、企業の成長にも繋がると考え、安全で、環境に優しく、誰もが参画できる住みやすい社会の実現を目指してきました。現在トヨタは、コネクティッド・自動化・電動化などの新しい技術分野にも一層力を入れ、モビリティカンパニーへと生まれ変わろうとしています。この変革の中において、引き続き創業の精神および国連が定めたSDGsを尊重し、すべての人が自由に移動できるより良いモビリティ社会の実現に向けて努力してまいります。

SDGsへの取り組み
https://global.toyota/jp/sustainability/sdgs/

今回の取り組みを通じて特に貢献可能なSDGsの目標

  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 気候変動に具体的な対策を
  • パートナーシップで目標を達成しよう

関連コンテンツ