EV普及のためにはやることがたくさんあります。
車両の開発、電池の安定的供給や耐久性能の向上、使用後のリユースなどへの備えです。
トヨタは新しいビジネスモデルの構築などしっかり対応できる体制作りを着々と進めています。
より良い社会への貢献を視野に、これまで以上に幅広くオープンに仲間を募り、一緒に取り組みを加速させていきたいと考えています。
本日開催されたメディア向け説明会の様子(動画)とプレゼンテーションを掲載しました。
EV普及に向けたトヨタの想いや具体的な取り組みを、是非ご覧ください。
- 「EVの普及を目指して」メディア向け説明会 プレゼンテーション・Q&A①
- 「EVの普及を目指して」メディア向け説明会 Q&A②
車両電動化への取り組み
私共は、モーター、バッテリー、パワーコントロールユニットの3つを電動化コア技術と呼んでいます。
それらに固有のユニットを加えることで、FCV、EV、PHV、HVと様々な電動車両になります。
そして、自動運転の技術やコネクティッドの技術が加わることで、MaaSをはじめとする次世代のモビリティサービスになります。
トヨタは、コアとなる技術を開発し、完成車の提供だけに拘らず、システムや技術の提供など、様々な形で皆様のお役に立ちたいと考えています。
電動車の普及は、CO2排出量削減には必須です。
トヨタは、新車から排出される走行時のCO2排出量を、2050年には、2010年に比べて90%削減するという、長期的な目標を掲げています。
そのマイルストーンとして2030年の新車販売においてHVとPHVで450万台以上、EVとFCVで100万台以上、合計で電動車を550万台以上とするという目標を2017年に発表しました。
発表してからまだ1年半ほどしか経っていませんが、この目標を上回るスピードで電動化が進展しています。
おそらく、5年近くは先行しそうです。
世界各地で、CO2排出量削減に向けて、電動車両への期待が高まっています。
我々もこれに応えるべく、準備をさらに急ぐ必要があります。
電動車両のうち、走行中にCO2を排出しない、ゼロエミッションヴィークルについても、様々な取り組みを進めています。
EVは、私共が「歩行領域」と呼ぶものから2人乗りの超小型、通常の乗用車など、幅広く開発しています。
中央にあるe-パレットはMaaSを具現化したものでEVを想定しています。
2020年 東京オリンピック・パラリンピックを見据えて開発が佳境に差し掛かっています。
EVについては、2020年に中国を皮切りにEVを本格投入、以降、グローバルに車種を増やしていき、2020年代の前半には、10車種以上にする、という計画をこれまでに発表しています。
そして、今年4月の上海モーターショーで、中国より本格投入するEVを発表しました。
計画通り、EV導入の準備を進めています。
ここからは、今後のEVの普及を念頭においた最新の取り組みをご説明いたします。
まず初めに、その要点をここに示します。
協調の姿勢でオープンに仲間を募り新たなビジネスモデルを構築していきます。
具体的には、一つ目、超小型EVを活用したビジネスモデル構築にまず、日本で挑戦、二つ目、中国、米国、欧州などの市場ができつつある地域に向けては、様々なタイプのEVを効率的に開発、三つ目、商品力向上のキーである電池については、高性能、特に劣化しにくい電池に拘って開発、さらに、電動車の急速な拡大に対応するため、世界の電池メーカと協業し供給体制を整備いたします。
これらについて、一つずつご説明いたします。
~マイナスからゼロへ、ゼロを超えた新たな価値を~
トヨタは、「地球という美しい故郷(Home Planet)を次世代に引き継ぐ」ために、社会や個人が抱える様々な課題の解決(マイナスをゼロにする)に取り組むだけではなく、ゼロを超えた新たな価値の創出・提供を目指し、「回答のない未来へ弛まぬ挑戦」を続けていきます。
- BEYOND ZERO
- https://global.toyota/jp/mobility/beyond-zero/